漢方の魅力
長く診療をしてくると、西洋医学では対応しきれないなあと思う病気があります。「足の冷え、のぼせ」はその代表です。また、いろいろな症状があって一つの病気で説明がつかないこともあり、その場合は自律神経の乱れから体のあちこちに不具合をきたしていると考えられます。こういった場合は漢方薬が非常に良く効くことがあり、私は漢方の専門家ではありませんが、いろいろ試して使っています。うまく相性が合えば、患者さんに非常に喜んでいただけます。漢方薬というと「すぐ効かない」というイメージをお持ちの方がいらっしゃると思いますが、足がつるときの漢方薬や胃もたれの漢方薬は速効性がありますし、イライラ症状や認知症の方の不穏に対しても漢方薬が早く良く効きます。私が自分で服用して漢方の魅力にとりつかれた処方に葛根湯(風邪のひきはじめ、肩や首の痛み)、五苓散(二日酔い、頭痛)があります。自分に良くあった漢方はおいしく飲めます。じっくりお茶を飲むように、のどに浸しながら飲むと良いようです。もちろん漢方ですべてが解決できるわけではありませんが、西洋医学と東洋医学のいいとこどりをして多くの患


健康診断の有効利用
健診をうけていますか?受けるだけになっていませんか?結果を必ずフィードバックしてもらうことが重要です。当院では企業健診の際、生活習慣を聞き取りしたものをベースに個別に指導しています。特定健診や人間ドックを受けられた方の相談にも乗っています。結果をお持ちいただければ、その人のためになるアドバイスをさせていただきます。よくある、「治療を継続して下さい」「カロリー控えめで」「アルコールを減らす」「運動を」くらいでは患者さんの心に響かないと思います。それでは何のための健診か分からない!そんなことにはしたくないと強く思っています。

金曜の診察時間
7月から循環器内科のみ毎週金曜午後が休診となります。同時間帯は仁淀病院で循環器外来を行っております。なお、理事長による外科・内科の診療は従来通りです。皆様にはご迷惑をおかけしますが、何卒ご了承ください。

トイレ改装
このたびトイレを新しくしました。これからも皆様に少しでも心安らいでいただけるような環境づくりをしていきたいと考えております。


関節注射
当院では理事長が外科・整形外科を担当し、外来での小外科手術や関節注射等を行っています。外傷・けがの処置やヒアルロン酸の関節注射を行っていますので、お気軽にご相談ください。また、肩こりやぎっくり腰など筋肉の痛みに対してはトリガーポイント注射を行っています。


Cyclingのすすめ
運動は長続きしない方が多いと思います。けれども中年以降は定期的な運動をしないと太ります。たとえ運動量は少しでも、無理なく毎日続けられるものが良いですね。ライフスタイルあるいは体調に合わせて運動の種類は選んでよいと思います。健脚の方はジョギング、電車通勤の方は手前で降りて歩く。忙しい方でもちょっとした時間を見つけてウォーキング。外の空気はとても気持ち良いですし、鳥のさえずりを聞いて癒されることもあるでしょう。我がクリニックは仁淀川のそばですので運動には格好のロケーションです。首や腰に不安のある方でも運動はできます。お勧めはサイクリング!自転車はランニングと違って5-10kmくらい平気で走れ、しかも遠出による満足感が得られます。私の日課は… ごく普通の自転車で、20kmを約45分で走ります。必ず仁淀川の周りを一周する気持ちの良いコースです。体が軽くなり、朝一番から心身ともにリフレッシュした状態で仕事に入れます。“時間がない”は理由になりません。ぜひ自分のために時間を作って運動のとりこになりましょう。


痛みを和らげる
年を重ねるにつれてどこかしら「体の痛み」を感じている方がほとんどだと思います。慢性的な痛みに対しては、お薬の治療に加えて、けん引療法、電気刺激療法(低周波治療)、温熱療法、マッサージ療法を行っております。時間が許す限り、継続して通院していただくと効果的のようです。保険診療が適用されます。また、痛みをとる薬もどんどん進化しており、患者さんと相談して新しいお薬を使うこともあります。もちろん、「心の痛み」にもしっかり対応させていただきます。“どこか悪く内科医?”と訊くだけでなく“寄りそ医”たいと思います。
